よく環境認識が大事と言われていますが、私はなかなか手がつけられませんでした
当初はMT4にヒストリカルデーターをダウンロードし「さあやるぞ!」 と意気込んでいましたが、どこから手を付けたら良いの戸惑い、2.3日すると何をしたいのか自分は何を過去検証しているのか、 見当がつかなくなってしまうのです。
自分の手法というものが根付いていないからでした。
YouTube等を見て、見た目の儲かりそうな感じがするトレードの仕方や書籍を読みましたが、 まったく自分の手法というものがまとまらない状態でした。
エリオット波動の読み方、フィボナッチリトレースメント、フィボナッチエクスパンション、平行チャネル、トレンドラインの引き方、 水平線の設定…
チャートを思いつくまま設定して行くとごちゃごちゃになってしまい、自分でもわけのわからないチャートになってしまいました。
上手なトレーダーのチャートの活用方法を色々やっても見ました。
ある方は一つのチャートを1枚使って時間足ごとに足を変えていくチャート使用方法でした。
とにかく儲けたい一心なので、いつのまにかM5、M1のチャートしか見なくなってしまい、大局に乗れないトレードになり、もちろん 勝手は負けての繰り返し、結局収支マイ
ナスとなってしまいます。
ある方は100pips勝った、200pips勝ったと自慢気にYouTube等を上げていますが、そこには届きませんでした。
どうしたら良いのか悩み、まず辿り着いたのはチャートの各足を表示させることでした。
見よう見まねでH4、H1、M5と並べ活用します。
しかしYouTube等で見たようなチャンスはなかなか発生しませんでした。
レンジが8割りで上昇トレンド、下降トレンドとなるので、そのチャンスの待ち方を知れません。
一体レンジはどこで見極めるのか?トレンド転換はどのようにして判断するのか? 移動平均線はどのように活用するのか?
ゴールデンクロス、デッドクロス等たくさんYouTube等を見ているので知ってはいます。
インジケータはどのように活用したら良いのか?
MACD、RSI、ストキャスティクス、RCI、ボリンジャーバンドetc
インジケータ―を活用しますが、年がら年中ゴールデンクロス、デッドクロスと出ますが勝ち続けることは出来ません。
そこでようやく各足ごとに環境認識をして、どの足でトレードするかということを考えるようになりました。
ここで一番わからなくなったのが波形のカウントです。
エリオット波動、よくYouTube等を見たエリオット等 ほとんど現れません。
そこでエリオット波動の本を買って読み込み理解は出来ましたが、実際のチャートでは活用出来ませんでした。
ようするに見ていても見えないのです。
見るための手順がないからでした。
しかし試行錯誤努力して行くうちに、一番簡単な環境認識は月足だということに気付きました。
まず1波の始点はどこなのか?波形のカウントの仕方のpointは何なのか?少しづつ整理をして行きました。
今回はまず色々なチャートの設定例を表示します。
1番目は3面チャートです。
このチャートは左上がH4、左下M5、右H1となっています。
当初、右をM5に設定していましたが 、ついM5の値動きに目を取られてしまうので、右をH1にしました。
こうすることにより最低でもH1で環境認識が出来るようになりました。
よく見かけのは左上がH1、左下がH1、右がM5だと思います。
しかし、これはM5の値動きでトレードするには良いと思いますが、どうしても根拠のない下位足でのトレードになってしまいので お勧めしたくはないですね。
次は2番目の4面垂直チャート。
波形がどの足で動いているのかしっかり把握していないと、大きなトレンドに乗れないで重要ネックライン(各足3波確定等)ロウソク足が実体で抜けたか抜けないかを観察、確認するためのチャートです。
左から日足、H4、H1、M5です。
もちろんM30、M15、M1を設定しても同じですの参考にして下さい。
3番目は4面チャートです。
左上が日足、左下H4、右上H1、右下M5と設定しています。
通常は3通貨程の通貨をメインにトレードしていますが、動きが鈍く自分にとってわかりずらい時に他の通貨の環境認識をした時に使っています。
このチャートは通貨ごとに切り替えて活用しています。
当初は一つのディスプレイでしたが、自分の能力から最低でも6つのディスプレイを使用しています。
下記が通常使用している環境認識チャート画面設定です。
環境認識とH1以上の足の実践トレードです。
■ 何故過去検証が進まなかったのか?
一番大事な値動きの観察を理解出来ていなかったので、適当にエリオット波動をカウントして、波形をカウントしていたのですが、これから上げるような相場のカウントが全く判断出来ず 挫折してなかなか進まなかったのです。
■波形のカウントとトレンド転換
上位足の最初は週足くらいから練習するといいと思います。
手順としては
1. チャートを全画面にする
2. 最高値と最安値に水平性を設定
3. 直近の最高値、安値を確認
4. 上昇の場合は直近の戻り高値を抜けた波形にライン、これが上昇1波となりそうです。この波が最低でもFR38.2以上の戻しを付けたことで1波確定とします。
5. ここから更に調整を深めてきたら、それは調整中(2波継続中)と判断しています。
要は上昇3波の起点と確定を観察・確認します。